自律神経を理解して自分の体調管理をしよう!

みなさん、こんにちは 自律神経という言葉を耳にしたことがありますか?

今回は人間の体調管理において非常に重要な役割を担っている自律神経について解説していこうと思います!


自律神経を理解して体調管理に気をつけよう

自律神経とは
自律神経とは、内臓や代謝、体温といった体の機能を24時間体制でコントロールする神経のことです。
自律神経には心と体を活発にする交感神経と、休ませる副交感神経がバランスを取りながら、私たちの体を支えており
私たちの体がどんな環境でも常に一定の体温を維持できているのもこの自律神経のおかげという訳です。

交感神経と副交感神経のそれぞれの役割

交感神経は、身体の活動性を生みだす神経系の役割です。昼間や活発に活動する時間帯に優位になり、交感神経は心臓の働きを促進して血流を促進します。すると血圧・拍動・体温などが上昇するため、活発に活動するエネルギーがわきます。

結果として、仕事やスポーツなどのパフォーマンス向上が期待できます。

・副交感神経は、身体を休息させる神経系です。

夜間やリラックス中に優位になり、心臓の働きを緩やかにします。さらに血圧・拍動・体温などが下がるため、心身の緊張がほぐれやすくなります。

睡眠・休息によって疲労回復が期待できるのも、副交感神経の働きによるものです。


自律神経は感情やストレスによって乱れる

 

人間には喜怒哀楽といった感情がありこの感情に対して、心拍・呼吸という形で身体が変化を起こします。

笑ったり、泣いたり、怒ったり、不安になると呼吸が早くなりや心臓がドキドキするのは皆さん体感したことがあると思います。

また日常生活の中でストレスを感じたり、仕事で常に緊張した状態だど交感神経が多く働きやすい状態になります。

外部環境の変化に適応するために働くのが自律神経ですが、この環境変化が慢性的に長期にわたって起きると自律神経は正常の機能を失うことがあります。

正常な機能とは、自律神経は交感神経と副交感神経が協調しあって環境の変化に適応します。つまり、常に交感神経だけが働き続けることはありません。

しかし、長期間の環境の変化で交感神経・副交感神経どちらか一方が働き続けるとその協調関係が崩れてしまい、もう片方の神経の働きが停滞してしまいます。

その結果、『自律神経が乱れた』という状況になります。これを専門的には自律神経失調症といいます。

 

具体的な原因の例

過労、新入社員の職場のミスマッチング、職場の配置転換でのミスマッチング、職場や学校や家庭での人間関係のトラブル、退職に伴う喪失感、失恋や家族の死去、など

 

自律神経の乱れによって起こる症状

身体症状
耳鳴り、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、下痢、微熱、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感、慢性的な疲労、だるさ、


精神症状
イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつになる、感情の起伏が激しい、あせりを感じる


最後に自律神経をどのようにして改善するのかを解説致します。

自律神経の改善方法

 

自律神経の整え方に一番大事なことを先にお伝えするとまずストレスを溜めない環境を作ることです。

家庭内、仕事場、友人などの環境の中で出来るだけ自分にストレスを溜めない環境を心がけてください。しかし縛りの多い社会ではそれが難しいこともあると思いますので、ストレスを抱えた際は自分に最適なリラックス方法を見つけることも大事になってきます。

食生活の見直し

まずは規則正しい食生活を心がけましょう。当然ですが栄養のあるバランスは自身の体になるべくストレスを与えないことに繋がります。

十分な栄養が摂取できないとストレスを感じやすくなりますので気を付ける必要があります。

主な栄養素として例を挙げるならカルシウムを多めに摂取しましょう

カルシウムには交感神経を抑制する作用があり具体的には、イライラや不安な気持ちの軽減に役立ちます。

自律神経の乱れによる不眠症状の改善も期待できます。

またトリプトファンと呼ばれる栄養素には気持ちをリラックスさせ、ストレスを抑制する効果がある脳内物質「セロトニン」の材料になる「トリプトファン」が多く含まれるバナナ、豆腐などの大豆食品、雑穀、鶏むね肉、乳製品を意識的に摂取するようにしましょう。

適度な運動

運動は言うまでもないですが運動をすることで気分がリフレッシュできます。

具体的には、ヨガやストレッチ、ウォーキングや散歩、自重での筋トレがおすすめです。
負荷が高くなくても、無理なく継続できることが重要になります。

また簡易的なマッサージなども筋肉の緊張がほぐれることで精神的にも楽になります。

自律神経を整えるアイテム

アロマやハーブティなどのアイテムなどを使って心身を落ち着かせることもできます。

アロマやハーブティは自分の好みにあった香りや味をお勧めします。

あくまでストレス緩和やリラックス効果が一番大事で自分に合わない味や香りは返って逆効果に繋がります。

また音楽や読書、お風呂にゆっくり浸かるなど自分の好きな事でリラックスすることも自律神経を整えることに繋がりますので、自分の時間を大切にしましょう。

<まとめ>

いかがでしたでしょうか?

自分の体調は自分で管理するのが一番です。

病は気からという言葉があるように外観の怪我は時と共に治りますが、内面による病気は非常に治りにくいです。そうならない為にも普段からストレスを溜めない又は自分なりのストレス発散方法、リラックスできる方法を理解しましょう。

どうしても自分のストレス発散方法やリラックスできない場合は心理療法(アロマ効果やハーブなど)、マッサージなども活用してみてください!!