みなさん、こんにちは。今日はハーブについてとハーブの効果などについて詳しく解説していこうと思います。
健康に興味がある方は是非最後まで見てください。
ハーブとは
まずハーブとはラテン語で草を意味する「herba(ヘルバ)」が語源で、その後英語の「herb」へと変化していきました。
香りや味、刺激性があり、食用や薬用、虫除けに使われる植物を表し、食用の世界では、「香辛料」とも呼ばれ、この中で茎、葉、花を利用するものを「ハーブ」と呼びます。
因みにそれ以外の部位を利用するものを「スパイス」と定義されています。
ハーブには1万を超える種類があり、「料理用ハーブ(カリナリーハーブ)」「園芸用ハーブ(オーナメンタルハーブ)」「薬用ハーブ(メディカルハーブ)」「芳香ハーブ(アロマティックハーブ)」と呼ばれ、それぞれの持つ効能も異なっています。
一般的に効能として利用されているのはリラックス効果です。
その他にも疲労回復や不眠改善、自律神経を整える効果などを持つハーブや冷え性や便秘の改善、肌荒れの改善、抗酸化作用などの効果を持つハーブもあります。他にも、消化促進や免疫力を高める効果、殺菌作用、抗ウイルス作用、花粉症の改善などそれぞれのハーブを組み合わせながら使用することで得られる効果は様々です。
ハーブの種類と効果
カリナリーハーブ
ハーブ
最もポピュラーなハーブの1つで、香り成分のメントールによる爽やかな風味が特徴です。
飴やガム、歯磨き粉などの香り付けに使用され、イライラや疲労、酔い止めなどスッキリさせる効果が期待でき、鼻がスッキリとおるので花粉の季節におすすめです。
また、消化を促し、腹痛や胃痛を抑えるほか、殺菌効果に優れていることから、オイルは虫除けにも使われます。
マジョラム
茎や葉に淡いミントのような香りがあることから、肉料理によく使われるハーブです。
食欲増進や消化促進といった胃腸をサポートする効果が期待できるほか、頭痛や歯痛を和らげ、神経を落ち着かせる鎮静作用にも優れおり、不眠症や不安症に対する症状にも有効です。
バジル
ピザやパスタなどによく使われるハーブで、紀元前2,000年頃にインドからヨーロッパへともたらされました。
香りには鎮静作用があり、頭痛や吐き気、胃の不調を緩和に効果があります。また、シネオールという蚊が嫌う成分を含んでいるため、虫除けの作用も期待できます。
コリアンダー
「パクチー」「シャンツァイ」の名前でも知られ、アジア料理の香り付けにはかかせない存在です。
食べると腸内運動が活発になり、体外に有毒物質が排出されるデトックス効果が高いとされています。
また、ビタミンCやビタミンE、鉄、カルシウムなど栄養素が豊富に含まれていて、近年は、専門料理店ができるほどのブームとなっています。
パセリ
料理の彩りに添えられている姿をよく見かけるパセリは野菜と比べて栄養価が非常に高く、特にビタミンCが多く含まれています。
また、口臭予防や疲労回復、食中毒の予防などにも効果があります。嫌いな人も多い反面、捨てるのがもったいないくらい、体によいハーブです。
メディカルハーブ
ハイビスカス
ハイビスカスは、主に美容効果や免疫力を高める効果があります。
ハイビスカスにはビタミンが豊富に含まれており、ローズヒップと一緒に摂取することでより高い効果を得ることができます。
また、植物酸やミネラルも豊富に含まれているため、代謝を高めてくれることから疲労回復効果も得られます。
その他にも、むくみ解消や便秘改善にも効果的で、体の内側からきれいになれるメディカルハーブといえます。
ネトル
ネトルというメディカルハーブには、クロロフィルやフラボノイドと呼ばれる成分が豊富に含まれています。
この成分は、花粉症やアトピーなどのアレルギーを緩和してくれる成分です。
このメディカルハーブを摂取したからといって、すぐにアレルギーが治るというわけではありませんが、アレルギーが発症しやすい季節に積極的に取り入れることによって、アレルギー体質そのものを変えるという浄血作用もあるのです。
マテ
ブラジルやアルゼンチンなどで主に生産されているメディカルハーブのひとつです。
マテ茶という名を聞いたことがあるように、コーヒーやお茶と同じ世界三大茶とも呼ばれているのです。
マテには、ミネラルやビタミンが豊富に含まれているので、野菜を取るよりもマテを摂取する方が効率良く成分を取り入れることができます。
疲労回復や消化促進の効果を得ることができ、特に野菜を普段取らない人にはおすすめのメディカルハーブです。
ローズヒップ
ローズヒップは、ビタミンCが豊富に含まれておりその量はおよそレモンの約20倍から40倍と言われています。
そのため、美容効果も得ることができるメディカルハーブの一種です。
また、ビタミンCには、免疫力が低下しているときや疲労やストレスが溜まっているときなどにとても有効な成分でもあります。
ビタミンC不足だと感じているときには積極的に取り入れたいメディカルハーブです。
マルベリー
マルベリーというのは桑の実のことであり、日本でも昔から活用されてきたメディカルハーブのひとつになります。
マルベリーにはデオキシノジリマイシンという成分が含まれ、糖の吸収を抑えてくれるので、血糖値の急上昇を抑制する効果が期待されています。
アロマティックハーブ
カモミール
カモミールは最古の薬草と呼ばれ日本へは江戸時代にオランダから伝わり、民間薬として広まりました。
いくつか種類がある中で、ハーブティーでよく飲まれるジャーマンカモミールには、アズレンという抗炎症作用のある成分が多く含まれ、冷え性や肌荒れなど、女性特有の悩みに有効なハーブとされています。
また、ローマンカモミールは、エステルという鎮静成分を含んでおり、不眠解消やリラックス効果があります。
エキナセア
エキナセアは免疫力を高める効果に優れているキク科の植物で、特に根に強い効能があります。
ハーブティーにすることで、風邪やインフルエンザの予防になり、抗アレルギー作用を含んでいることでアトピー性皮膚炎や鼻炎、花粉症にも効果があるとされています。
ラベンダー
ラベンダーの鮮やか案紫色の花から漂う香りには、リラックス効果や炎症作用があるとされ、ポプリや香水にも使われます。
また、皮膚の炎症を抑え、肌への刺激が少ないことから、アロマテラピーをはじめる方におすすめです。
ジャスミン
ジャスミンは香水やお茶、香料によく使われるハーブです。
上品で甘い香りには鎮静作用があるとされ、気持ちをリラックスさせてくれます。
また、ジャスミンティーには美肌効果や女性ホルモンのバランスを整える効果があることから、女性に人気の飲み物となっています。
<まとめ>
ハーブの効果について解説させて頂きましたが、ハーブの効果は主に自然治癒能力を高めて治す自然療法にあたります。
近代医学では抗生剤と解熱剤を使うのに対して、自然療法では体を温めて汗をかかせようとします。発熱は細菌やウイルスをやっつけようとする体の反応なので、それを助けるためです。自然治癒力に絶大の信頼を寄るのが自然療法になります。
メディカルハーブと近代医学との違いもほかの自然療法と同じで「薬」という観点に絞るとそれはもっとはっきりします。
近代医学の薬が単一成分なのに対して、メディカルハーブには非常に多くの成分が含まれています。これは、作用が穏やかで、一点集中ではなく全身に作用することにつながります。多くの成分がバランスよく働くからです。
含まれている成分の量自体も医薬品に比べると格段に少ないため、副作用など有害な作用の心配がなくなります。
なるべくなら薬に頼らなくて、己の自然治癒力で体調を治したいですよね?